うさぎさんのトイレ選び
皆さんこんにちは!
本日は「うさぎさんのトイレ、いっぱいあるけどどれがいい?」をテーマに
我が家の気まぐれプリンセス・なるちゃん、
あらゆるトイレを研究してきましたので、
いくつかご紹介したいと思います。
トイレ選びに困っている方や、トイレの失敗(主にオシッコの失敗)が多くて困っている方の参考になれば幸いです。
ちなみに、本編では
うさぎさんのうんちがトイレ以外のすのこに落ちていても”トイレの失敗とはみなさない”
という考え方です。うんちはコロコロで可愛いので許しましょう😂
また、あくまで我が家のなるちゃんとして試した結果の内容評価ですので、個体差はあると思います。この評価が全てではありませんので、どうか色々試してみてくださいね。
◆まずは観察しよう
トイレの選び方は、その子の体格やトイレ中の癖によって大きく左右されると思います。
まずはトイレ中の仕草、普段の性格などじっくり観察してみましょう。
私がこれまでの経験でトイレ選びに重要だと感じたのは3つでした。
- 齧り癖の程度
- 体型
- 本人(兎)のトイレの使い方
Check!>齧り癖の程度
なるちゃんは齧り癖の程度は強め。
うさぎさんは基本齧る性質じゃないか〜というのは当然なのですが、
なるちゃんは一度気持ちが昂ると、紙だろうが段ボールだろうが布だろうがプラスチックだろうが壁紙だろうが、一生懸命齧ってしまいます。
うさぎさんはご存知の通り、誤飲すると吐き出せないため、誤飲は命取りです。
そのため、トイレはできる限り齧りにくいもの (または齧れないもの)を選ぶ必要がありました。
また、虫のいどころが悪いと齧ったあとに咥えてそのままぶん投げたりする癖も多少あるので、トイレのすのこが簡単にすっぽ抜けない・ケージに固定できるタイプであることも必須でした。
Check!>体格
なるちゃんの体型はやや大きめです。
ネザーランドドワーフ(非血統)として我が家に来ましたが、
1歳半になる頃には2kg程度まで成長しその後も体型が維持されているため、
おそらくミニウサギ(雑種系)の血が強い子なのかな?と思います。
そのため、トイレも大きめのサイズが必要でした。
Check!>本人(兎)のトイレの使い方
なるちゃん本人のトイレの使い方としては、オシッコ・うたた寝・トイレから牧草を食べる の3パターンです。
① オシッコをするときは、角にお尻をぐっとあて、結構高い位置までお尻をあげてからオシッコをする体勢をとります。
ギリギリまでおけつを持ち上げるスタイル。
なるちゃん、基本的にオシッコは生後8ヶ月くらいからやっとトイレで100%できるようになり失敗は殆どないのですが、まれ〜〜に失敗があります。
トイレのガードがないところを「角」と勘違いしてちょろんとオシッコをしてしまうことがあるのです。
そのため、トイレの壁(ガード)が高く、ガードが広めにとられているトイレが必要でした。
② また、なるちゃんはトイレのおこもり感が好きなのか、結構トイレで香箱座りになっておねんねしていることも多いです。
そのためソアホックへの心配から、トイレのすのこはできる限り足に負担がないものを選ぶ必要がありました。
③ 我が家のケージの内装はこんな感じで、トイレからなるちゃんが身を乗り出して牧草カウンター(牧草入れ)に手をひっかけて、牧草を食べる、というのが多くみられます。
もしこれがトイレから身を乗り出せなくなったり、障害があれば牧草を食べる量が減ってしまう懸念がありました。
そのため、トイレと牧草入れの間には障害となるガードや壁がないことが条件でした。
これら観察結果を踏まえたうえで、トイレを色々試しました!
↓↓↓
◆我が家で使ってみたトイレたち
色々な条件が必要だった我が家のなるちゃんが使ってきたおトイレの数々はこちらです。
ちなみに、これまで私が試したものはすべてワイヤーすのこのため、
全てにおいてトイレの上でずーっと座っていればソアホックの懸念が大きくなります。
ここだけはどうしても妥協せざるを得ませんでしたので、他の部分(ケージのすのこを樹脂にするなど)で対策をとっています。
◇ラビットフィットパン(なるちゃんベスト)
我が家に来る前のショップケージでも使われていた同じタイプだったため、そのまま買った初期の頃のトイレ。
ちなみに、へやんぽ中のおトイレはずっとこれを使用しており、
めぐり巡って結局これが一番なるちゃんのトイレスタイルに合うことがわかったため、
ケージトイレも最近こちらに戻しました。
決定打としては、
- ガードが2面半しっかりカバーされており、高めに作られていること
- なるちゃんの2kg体型サイズでもぴったり収まること
- 牧草を食べる姿勢になってもレイアウト上邪魔にならないこと
ちなみになるちゃん、2面ガードだけだと、こういう漏れ方をしてしまいます。
すのこもカチッとハマるので簡単にはすっぽ抜けないし、
ケージの角にしっかり固定できるのも魅力です。(ただ、ネジタイプなので若干面倒です)
ちなみに、ケージはイージーホーム80を使っていますが、
ラビットフィットパン・牧草フィーダー・マルカンのかじり木ボールを横並びにしたら
見事なほどサイズぴったりで、ネジ留めしなくても固定可能なことがわかりました。
すのこが金網なのでソアホック対策という面だけが気がかりなので、ぜひともSANKOさん、樹脂スノコも別売してください!😂
本体はガリガリやっているとプラスチック部分は齧れてしまうのですが、結構厚みや硬さがあるのであまり齧りません。
また、へやんぽ用のトイレは4年以上使っていますが、いまだに尿石もつかず掃除のしやすさもかなり良い方ではないでしょうか。
金網は綺麗にしておかないと尿石もつくしサビサビになりますが、すのこの別売もあるのでそこまで気にする必要はないと思われます!
齧り対策>★★☆
サイズ感>★★★
掃除のしやすさ>★★★
セットのしやすさ>★☆☆
◇マルカンうさぎのトイレNEO
三角サイズなのでケージのスペースは広くとれます。
ただ、なるちゃんの体格には小さすぎたようでした😂
おそらく、小柄なネザーちゃんならぴったりサイズで使いやすいと思いますよ!
また、すのこと本体をさらにカチっとはめる部材がついているので、
齧られにくく、ぶん投げられにくいです。
その分ちょっとお掃除は大変になりますが、よく考えられているな〜と思いました。
ケージへのセットにチェーンが付属していますが、このチェーンはびっくりするほど使いづらいので、私は百均のナスカンをつけて使っていました。
齧り対策>★★★
サイズ感>★☆☆(小柄な子向け)
掃除のしやすさ>★★☆
セットのしやすさ>★☆☆(チェーン以外を使うのがおすすめ)
◇ジェックス三角ラビレット
こちらも三角タイプなのでケージは広くスペースが取れます。
マルカンさんのトイレの次に買ってみて、少し大きくなったのですが
うちの子だけかもしれませんが・・・
体格の大きい子に三角タイプは不向き!と思いました。
どうしても角にお尻を当てたあと、手が収まりきらないんでしょうね。
居心地悪そうに向きを変えては、三角の手前の角にお尻をあててオシッコを綺麗にトイレ外に出しておられましたw
また、プラスチックが柔らかいのか、なぜかうちの子はガード部分をガリガリしてプラスチックをめくるように齧っていました。
ツルツルなのでお掃除はしやすいですが、尿石もかなり頻繁についていた印象で、やはりプラスチックの性質の差なのでしょうか。
ちなみに、セットにはワンタッチのホルダーがついておりセットはしやすいのですが、なるちゃんがひとたび咥えてしまうと、ガッタンガッタン動かせてしまいました。
齧り対策>★☆☆(尖った角の部分や背面をなるちゃんは齧ってしまうため)
サイズ感>★★☆(小柄な子向け)
掃除のしやすさ>★★☆
セットのしやすさ>★★★ ※ただし完全固定はできないので咥えて遊べてしまう
◇ジェックスヒノキア四角ラビレット
こちらはガードがほぼ3面カバーできているのは良いのですが、
なるちゃんに関してはこれをセットすると牧草フィーダーに手が届かなくなり、
長方形なので、ガードのない方を牧草フィーダーに向けるとちょっと狭そうでしたので、
トイレをしながら上手に牧草を食べることができず数日で断念したものです。
※再度レイアウトを掲載しておきますが、マーカーした右側の部分にガードがあるとなるちゃんは牧草を食べられなくなっちゃうんですよね・・・。
ケージのレイアウトやその子のトイレの使い方によってはとても良いトイレだと思います・・・!
すぐに断念しているので愛用されている方にも失礼になるため、評価は残しません。
◇ジェックスヒノキア正方形ラビレット
長方形がダメなら正方形でどうだ!
と買ってみたのがこちらw
正方形タイプだと、長方形よりもケージスペースがスッキリしてとても見栄えは良いです。
2度買い替えたほど素晴らしい商品なのですが、
買い替え理由が「尿石がこびりついてとれない」でしたw
結構ラビレットシリーズはプラスチックが柔らかい・尿石に弱いのかもしれません。
尿石のつきやすさと、プラスチックの齧られ具合は凄まじかったように思います。
(ちなみに我が家は毎日シーツ+トイレ砂で、毎日ペットウェットティッシュと清掃スプレーで掃除してました)
なお、なるちゃんも上手に使えていたのですが、ある日から突然、ガードのない面に向かってオシッコをするようになってしまい、
やはり2面ガードでは足りない!と思って断念しました。
齧り対策>★☆☆(なるちゃんは背面のプラ部分を齧って削り取ってしまう・・なぜ・・)
サイズ感>★★★
掃除のしやすさ>★★☆
セットのしやすさ>★★★ ※ただし完全固定はできないので咥えて遊べてしまう
◇参考:陶器系のトイレ
こちらはお店で見かけて結局購入も断念したので参考までですが、
陶器タイプは重たいのでぶん投げ癖のある子には最適だと思います。
また、掃除して置くだけなのでかいぬしさんも毎日セットや掃除がしやすいですよね。
こちら、なるちゃんに断念したのは、
ガード(壁)が低いためお尻を角に押し当てた瞬間失敗確定
という性質からでした。
多分これで失敗しない子なら、最高のトイレだと思います。
ちなみにこのKAWAIさんのトイレは六角形タイプもあるそうで、
サイズ的にはそちらの方が大きめの子でも失敗しにくいのではないかと思います。
◇参考:おなやみ解決トイレ
こちらもうさ友さんから推奨されて結局断念したので参考までですが、
うさぎ界ではトイレといえばこれ!というくらい本当のお悩み解決トイレだそうです。
しかも今までご紹介したトイレと違う2つの素晴らしい点が、
- 樹脂すのこである=足にやさしい
- 下から取り外せるので掃除がしやすい
というメリットがあります。
なるちゃんに断念した理由は、こちらも四角ラビレット同様ガードがほぼ3面なので、トイレしながら牧草が食べられなくなる懸念があったのと、
1面はカバーされていますが、なるちゃんがちょっとでも角を見誤ったら速攻でガードがないところへオシッコをちびってしまう可能性が高かったのが原因でした。
これに変更したらオシッコの失敗がなくなった!というレビューがたくさんあるので、
おそらくとても良い商品だと思うのですが、なるちゃん的には購入できなかったという結果です。
ただ、本当に樹脂すのこ素晴らしいのでいつか試したい・・・。
◆トイレ大好きになるために
最後になりますが、トイレはうさぎさんにとっても寛ぎの場です。
あくまでこれまで記述した内容や評価は、なるちゃんの性格や体格を考慮した結果なので、重要なのは「その子にとって合うものを選ぶ」ということです。
そのため、うさぎさんが居心地悪そうだったら、ぜひいろんなトイレを試してみてくださいね。
お金はかかりますが。
そもそもうさぎさんはトイトレで覚えてもらうというより
本人が「ここでトイレしたい」と思ったらそこがトイレなので、
居心地の良い場所を作ってあげることが一番だと思います。
時間がかかっても、かいぬしさんが諦めたころにふとトイレ完璧になることもありますので、気長に見守ってあげましょう。
それまでお掃除は非常に大変ですが。
今思えば我が家も、毎日トイレ以外にオシッコされていた日々も、
毎日クエン酸で匂いを消しながら試行錯誤していた日々も、いい思い出です・・w
皆さんにとってベストなおトイレが見つかりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑩まとめ〜
前回の記事→⑨術後ケア 11日目・12日目
このたびようやく闘いが終わった脂肪腫手術・・・。
今回、脂肪腫手術は避妊手術よりははるかに初期回復が早かったものの、
術後ケアは凄まじく大変なものとなり、多くの記事を書くことになりました。
まとめとして「何が必要だったか」「何を準備しておいてよかったか」「問題に対する対処」などをざっとまとめたいと思います。
◆術前の準備
術前の準備は、避妊手術の経験を振り返ることで非常にスムーズに進みました。
まず、先生に不安なことや気になることは徹底して聞くことはもちろんですが、
そして、今回は何より「腫瘍」の摘出ですので、
いくら良性の見た目でも細胞診で良性でも何が何でも術後は
病理検査には出す依頼をしておくこと!
(病理に出したらいくらかかるのかも聞いておく)
今回、術後のお迎えにいった際にも先生から
「明らかに良性の見た目だと思うけど、1万5千円かけて病理出しますか?」
と聞かれるくらいには良性の所見しかなかったようですが、
私は頑なに病理検査には出していただくようお願いしましたw
というのも、脂肪腫は再発する恐れがあることは事前に勉強していました。
また、再発した時には「同じもの」ができることが多い。
つまり、悪性か良性かわかっていなければ、万が一再発したときに「手術した方がいいのか」がすぐ判断できません。
※良性で小さければ残しておこうという判断もできますからね
だから、術後病理に出すかどうかを悩んでいる方がいらっしゃったら、
病理検査には絶対出しておきましょう!!
何もなければそれで安心になるのですから。
◇給水方法の対策
術前準備としてお水対策もしていました。
お水は普段ディッシュドリンカーですが、
一応前に使っていた給水ボトルタイプと陶器の皿タイプも持っておきました。
痛くてうずくまって普段使っているのだと飲みにくそう!という時のために給水方法も選択肢を持っておくことをおすすめします。
※ちなみにうちの子は避妊手術のときまで給水ボトルでしたが、痛くて飲めずディッシュタイプに変えたところ飲みました!
また、万が一お水飲まないごはん食べない!という時にも
生野菜や生牧草は水分を含んでおり助けになりますので、
できれば生野菜(うちの子だとセロリ)を普段から食べられるようにしておくこと、
新鮮なものを買っておくと安心ですね。
今回は本当にセロリに救われました😭
◇食の選択肢を増やしておく
うちの子は偏食なので、普段から食事にバリエーションを持たせるように心がけていました。
また、飽き性なのでできる限り手術前には好物(セロリや生牧草)をバクバク食べさせないことも気にしていました。
また、どんな時でも食べる!という牧草を見つけておいたのもよかったと思います。
- ラビッツ福岡さんの無農薬オーツヘイ
- アメリカンダイナーチモシー
- 旬牧草
うちの子だとこの辺りは食欲がなくても食べてくれる傾向があったので、
お金はかかりますが普段から色々与えてみて、好みを見つけてみるのが良いと思います。
お金はかかりますけどね(大事なことなので)
◆術後ケアの注意点
避妊手術はお腹を開いて臓器を切るというリスクや痛みが高いものに比べ、
今回は皮膚を切ってぷかぷかと皮膚内にぶらさがっている脂肪腫の切除でしたので、
おそらくですが比較的本人の痛みも少なく済んだのかと思います。
避妊手術時は、なるちゃん自身が傷口を気にする余裕もないまま
何事もなく抜糸まで待ってくれたおかげで、
ストレスのかかるカラーをつけたりせず穏やかに右肩上がりの復活ができました。
しかし今回、術後に動き出したり食べ始める回復は早かったのですが、
回復が早いことから抵抗する元気が出てしまい、
傷口は無理矢理セルフ抜糸しようとするわ、
エリザベスカラーを嫌がって抵抗してストレスがかかるわで、
術後→回復急上昇!→ストレスによる下落
というスプラッシュマウンテン状態で、かえってケアが長引く結果となりました。
特にエリザベスカラーをつけるなど普段と明らかに違うことがある場合は、
事前に先生に、万が一すぐに通院できない場合や通院ストレスについて相談し
「カラーをつける以外の選択肢も準備しておく」
という重要性をひしひしと感じました。
◇エリザベスカラーに対する反省点
エリザベスカラーの豊富な選択肢を持っておかなったことは今回1番の反省です。
術後、先生は「避妊手術のときも腹巻一度も齧らず大丈夫だったから、今回はストレスになるものは何もつけないでおこう」と仰り、
私も「いざとなったら家にエリザベス布カラー持ってるけど、まぁ使わずに終わるだろう!」という油断でした。
あとから慌てて別のものを購入してもおおよそ終わった頃に届く羽目になりますので、
エリザベスカラーはソフトタイプの中でもマジックテープタイプやスナップタイプなど、パターンを揃えておいて対応できるようにしたほうが良いですね。
また、カラーによるストレスで食べなくなったときの対処法として例えばですが
- 術後服(うさぎさん専用はないので猫ちゃん用や手作りされているものを参考にする等)
- 腹巻タイプ
など、カラー以外の選択肢を持っておけば病院に行かずとも、またカラーを無理矢理つけずに対応できたのでは・・・という気持ちもありましたので、
術前にしっかり先生と相談して備えておけばよかったですね。
ストレスで一度食欲が落ちてしまうと本当に大変なので!!😭
油断はあかん!!
これから手術を控えていらっしゃる方もぜひ、
術後ケア中に起こりうる問題は事前に対処しておくことをおすすめいたします。
◇食欲低下時の対処
食欲低下のおかげで回復にはかなりの時間を要しました。
通院もストレスになり点滴や強制給餌しかできないためなるべく控えていましたが、
食欲不振からつながるうさぎさんの脂肪肝は本当に恐ろしいので、
あまりにも連日食べない場合はしっかり動物病院と相談していきましょう。
また、食欲が戻らないときには血液検査をしてもらった方が良いと思います。
また、とにかく食べないときは、何でもいいから口にして食べてもらうことが大事です。
なるちゃんにも、普段は与えない果物も、りんごは食欲増進に役立つうえ水分補給にもなるので一欠片ほど与えてみたりしました。
食欲低下時はほとんどセロリと生牧草で乗り切っていたような状態でした。
なるちゃんの場合は通院のストレスが大きかったとは思いますが、
原因を探るために色々試してみたところ、
今回は「ペレット」に対して好みが突然手術後から変わってしまったのが大きな要因でした。
ペレットを連日残していたので最終手段として新しいペレットを買ってみたところ、食べ始めて回復に繋がったのでした。→該当記事はこちら
術後に突然好みが変わるとか味覚が変わるということがあるのかはわかりませんが
(もしかすると、これまでも好きじゃなくてたまたまワガママを出すタイミングが術後だっただけかもしれませんw)
食欲低下が続いてしまう場合、ペレットを少し違うものを混ぜてあげたり、
牧草もいつもとは違うものを混ぜてあげたり(嗜好性の高いオーツヘイとか)、
ちょっとした工夫で改善することがある、というのも大きな勉強でした。
◆手術を終えて思うこと
今回は完全良性の「腫瘍」とも言い切れない脂肪の塊=本当の脂肪腫だった、という病理結果に終わり、術後は大変だったものの、手術はしてよかったと思っています。
なるちゃんが身軽になった気がしますし、やっぱりいつ悪性になるかわからないものをつけたままにしておく方が恐怖です。
ただ、脂肪腫だから絶対摘出したほうがいい!というわけではないです。
なるちゃんの場合、あまりに巨大だった(10x6x2.5cmというサイズだった)ので摘出を決断しましたが、実際良性で小さいものであれば、そのまま残しておくという判断をされる獣医さんも多いと思います。
正しい判断をするためにも、獣医さんとの信頼関係を築いておくことや、
かいぬしの普段からの観察で変化を見逃さないこと、
また定期的に健康診断へ行って獣医さんにうちの子を理解してもらっておくこと・かかりつけを作っておくことは本当に重要です。
うちの子は爪切りがてら、簡単な健康診断を2ヶ月おきに行っていました。
そのため、獣医さんもなるちゃんの性格をよく理解して対応してくださったので、なんとか一緒に頑張ることができました。
今後もしっかり経過をみて、できる限り再発しないようにケアしていきたいですね。
脂肪腫手術編、非常に長くなりましたがこれにて終了とさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました!
この記録が、悩んだり困っているかいぬし様の目にとまり、誰かの役に立てば幸いです。
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑨術後ケア 11日目・12日目〜
前回の記事→⑧術後ケア 10日目
回復しない食欲との闘い、
前回はペレットを新しいものに切り替え始めることで
何らかのきっかけになれば・・と色々試し始めたところでした。
◆術後11日目 3月14日
昨夜は、現在のペレット:新しいペレット=8:2の割合で入れていました。
食いつきは非常に良かったため期待していましたが、
朝に確認したところ、きっちり新しいペレットだけ食べて、8割残してました。
お水も19ml程度しか飲めておらず。
・・・おや・・?
ということは、新しいペレットなら食べられるのか?と、
通常は少しずつ切り替えるところですが、今朝は思い切って
旧:新=2:8の割合にしてみました。すると・・・
とても久しぶりに、なるちゃんがペレットをケージに入れた瞬間、ばくばく食いついた!!👏
ペレットでお腹に刺激が入ったのか、牧草もモリモリ!お水ごくごく!
こ・・これは・・・?!
ついに・・・回復?!
そして夜、へやんぽタイムにケージ掃除と牧草やお水の入れ替えをしたところ・・・
牧草ももりもり食べられた!
お水も75ml飲めた!(なるちゃんにしては通常より多め)
ペレットは8日ぶりに完食!!
そしてうんちも出てる・・・!
元気なお顔が見られて、嬉しい・・・!😭
もちろん数日この状態が保てるかどうかが重要ではありますが、
ひとまず明日!
明日もこの調子であれば今回の脂肪腫手術編は完結といたします。
がんばれなるちゃん!
◆術後12日目 3月15日
朝、ドキドキしながらケージを確認したところ・・・
ペレット完食!
牧草も底が見えるくらい食べてる!(快挙!)
うんちもいっぱい出てる!!
栄養が不足してこれまで出てなかった盲腸フンもどっさり落ちてたので(うちの子は食糞がお下手)、おかげでなるちゃんのお尻周りはカッピカピでした・・・w
しかも拭かないでよ〜!って大暴れする元気もありました😂
ひとまずは安心できる状態に落ち着いたと思われます。
やはり、今回はペレットに対して突然好みが変わったことが原因の一つだったようです。
◇気になるペレットのグルテン
若干気になっているのは、今回新しくしたペレットに含まれるグルテン。
これまではグルテンフリーを徹底して選んでおり、またチモシーが主原料となっているものをチョイスしていました。
しかし今回はアルファルファが主原料(チモシーも含まれます)、
グルテンも含まれています。
ただ、グルテンはもちろん完全に悪というわけではなく、
グルテンは消化管に負担をかけるから、少ない方がベター なのです。
様々な情報から調べたところ、以下が重要なポイントのようです。
- 原材料名に”小麦”が3番目以内(※1)に入っていないこと
- ペレット全体のデンプン(※2)配合量が14%未満であること
※1 原材料名は記載されている順番に多く含まれる成分のため
※2 デンプンとは、小麦と水を混ぜたときに生じる”グルテン”に限らず”炭水化物”の全般を指す
今回購入させていただいたペレットはふすまは多いものの、小麦粉は3番目以内に含まれず、またメーカーにお問い合わせして確認したところ御丁寧な返答をいただき、
デンプン配合量の具体的な数字は社外秘であることを前置きのうえで
「小麦粉の配合量は14%
というご回答をいただけました。
そのため、今はひとまず食欲が回復したこともあり非常に美味しそうに食べてくれていますので、こちらを継続利用したいと思います。
もちろん、グルテンフリーでチモシーが主原料ならそれ以上良いことはありません。
しかし、身体にいいものはやはり美味しくなく、身体に悪いものは美味しいというのが現実です。(人間でも同じですよね・・・w)
ちなみにそういうペレットのお話は私もこちらの先生のチャンネルで勉強しました。
残念ながらご紹介されていたベッツセレクションは、今まで食べてくれたのに突然「食べたくない」認定をされてしまいやむを得ずやめることになりましたがw
今後もしもこれで鬱滞がまた増える、などの問題が再発したときには、再検討していきたいなと思います。
もしかすると、なるちゃん恒例の飽きがきて一時的な好みの変化かもしれませんので
今後また体調が落ち着いたときに少しずつ混ぜて切り替えるのもアリですね。
兎にも角にも、本当に体調が戻ってきてくれて安心しました。
まだ1日ほどしか経過していないので油断は禁物ですが・・
今日は久々に元気なゴロンも見ることができました!
これからも1日でも長く一緒に、できる限り健康に暮らしましょう。
なが〜〜い脂肪腫手術編、見守ってくださったみなさまありがとうございました。
一応次回、まとめを記事にして完結にしたいと思います!
→⑩まとめ!
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑧術後ケア 10日目〜
前回の記事→⑦術後ケア 8日目・9日目
長引く術後ケア!
10日目からはもうなるちゃんの生命力次第という
壮絶なかいぬしとの根比べ!
メンタルとの戦い!!
様子見しかできないと言われ、かいぬしはできる限りのことはやり尽くしたと思いますが、まだ何かできるかもしれない!と模索し、色々と変化をつけてみました。
そのため少し長くなりそうなので今日は1日分のみ更新。
◆術後10日目 3月13日
点滴が効いたのか、お水は昨夜から30mlほど飲めました。
ペレットは3gほど残し、牧草もいまいち減っていない印象でしたが、
うんちは小さくともぽろぽろ量が出るようになっている。
とにかく今までの傾向からなるちゃんは
ペレットを食べない→喉が渇かないから飲水をサボる→牧草も食べない
という流れがあることがわかったため、ひとまず今はペレットを食べられるようにしたい。
◇ペレットに変化をつけてみる
今までペレットをこれだけ長く残しがちになるのは初めてのことなので、
突然飽きた説を考えて別のペレットを買ってみました。
ちなみに今まではこちらを与えていました。
ちなみに昨年末頃まではこのシリーズの「健康ケア」を与えていましたが、
鬱滞改善のために体力ケアに変更したところ、他の対策も相乗効果となり体調回復したため、昨年の11月頃から「体力ケア」を与えていました。
つまりものの4ヶ月ほどしかこのペレットを味わっていません。
そのため、突然手術をきっかけに飽きるなんてことはないかもしれないですが、
今回試しに買ったのがこちら。
和漢植物配合でお腹に優しい!という製品情報や、
うさぎさんのペレットについて分析されているサイトなどから検討し、
これが一番なるちゃんに合いそう!と思いました。
ちなみに和漢特有の香り?や風味から、結構好き嫌いはわかれるようです。
お皿に少しだけ入れて与えてみたところ
ボリボリボリ・・・
🐰なにこれ、結構いけるやん🐰
という声が聞こえてきそうでした。
た、食べてる!!😭
目新しさで食べただけかもしれませんが、
もしかすると本当に飽きたとか味の好みが変わったのかもしれないので、
一度これを少しずつ混ぜながら切り替えてみたいと思います。
◇へやんぽのメリハリをつけてみる
これも今日から始めてみました。
これまでへやんぽは、なるちゃんが自主的にケージに入っていただくタイミングで終了にしていたので、
だいたい朝は1時間半ほどでなるちゃんは自らイン、
お昼は1時間ほどでイン、
夜は結構前後し2時間〜3時間ほどしても入るのを渋ることがある、
という感じでした。
もしかして、へやんぽが長すぎて疲れ切ってしまうから、
ケージの中でちゃんと食べられないまま寝てしまうのかも、
と考えました。(違うかもしれないけどあくまで可能性として)
あまり急激にへやんぽ時間が少なくなると逆に負担がかかりそうなので、少しずつ。
まず、朝はケージ掃除とちょっとのんびりするのを含めて1時間。
昼はちょこっと胃に刺激を与えてもらうために開始したものなので、30分。
夜はケージ掃除とゆったりする時間として今までも長かったので、1時間半〜2時間までの間でなるちゃんがある程度運動できたと判断したら終了。
今までは自らケージに入ろうとする時間に「オウチ!」と言えばケージインしてくれましたが、最近はだらだらしていることが多く「オウチ!」が効かないため、
透明のペットフェンス(バリケードに使っているもの)を衝立に持ち、おしりの方から少しずつ近づいて「オウチだよ〜」と声をかけながらケージ方面へ誘導していくようにしました。
ちゃんと入れたらたくさん褒めて、1本だけ美味しい無農薬オーツヘイをあげます。
無理矢理入ってもらってるようで心苦しいですし、これでかえってストレスが溜まったら悲しいですが・・・ちゃんとこの機会に
- 疲れる前にオウチに入る
- かいぬしのリードでオウチに入れる
- 決まった時間で遊んだらすぐに入る
という癖づけをしてもらおうと思います。
基本的なことなのですが、今まではなるちゃんがストレスをできるだけ溜めないようにと甘やかしてきてしまったので、今後はだらだらではなく
遊ぶ時は遊ぶ!
オウチするときはオウチする!
食べる時は食べる!
というメリハリをつけてもらうようにしてみたいと思います。
◇放し飼いは困難
現在はケージフリーを推奨される方が増えていたり、
放し飼いならストレスがないじゃん!と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
なるちゃんに限ってはそうではありません・・・。
以前、放し飼いを検討し、ペットフェンスをまずは狭いスペースからサークル飼い状態にし、少しずつスペースを拡大できないか試してみたのですが・・・
普段ケージが開くことのない時間に開きっぱなしでサークルに出られるということが逆にストレスになったようで、足ダンブーブー祭を開催されてしまったことがあります。
また、なるちゃんは齧り癖も凄まじく、
普段からへやんぽスペースには徹底した対策をしていますが、
完全放し飼いとなると目を離している間に
貼り付けられているカーペットをめくって食べることや、
ケーブルプロテクターを齧り尽くすようなこともありそうなので・・
やはりケージとへやんぽにメリハリをつけて過ごすのが一番良いのかなと感じています。
繊細なうさぎさんが感じるストレスとの闘いはとても難しいですが、
なるちゃんが少しでも早く回復して、快適に暮らしてもらえるように尽力します。
完全回復まで記録は続きます!!
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑦術後ケア 8日目・9日目〜
前回の記事→⑥術後ケア 6日目・7日目
本当に一筋縄ではいかないなるちゃん、
食欲不振が続いてなんとかこうとかしていたら術後1週間を経過・・・。
◆術後8日目 3月11日
この日の朝も、昨夜入れたペレットは全残し、お水は17ml程度しか飲めず1日で45ml程度の成果となり、牧草も殆ど残っていました。
生牧草やセロリには相変わらず食いつき、
食べてますよ?
みたいな顔でこちらをみてくる。
いや・・・生牧草だけ食べててもなぁ。
流石にもうこの状態で4日目。
昨年夏頃に体調をガタガタッと崩して同じように通院ストレスで食べない飲まない状態になったときでさえ、2日ほどゆっくりしていただき様子を見たら復活したものです。
↓そのときの記事↓
もうこれだけ日数が続けば、様子見で回復が見込めないと感じ、
昨日は「様子見」と先生にも判断いただきましたが、
その後食欲に変化がないことをお伝えして再通院。
◇強制給餌と点滴へ
ご本人は比較的元気だったので連れて行く時めちゃくちゃ抵抗されましたが、
動物病院で体重を測っていただいたところ、術後は2kgだったのに
1.8kgに・・・。
うさぎさんの200gはかなり大きい差です。
やっぱり食べられていなかったもんね。
この日は強制給餌と点滴。
前回の通院時も同じようにしていただいたのですが回復しなかったので
一応歯にトラブルがないかどうかも診ていただきましたが
歯や口腔内は問題なし!
おそらく少しでも食べられている時点で問題ないとは思っていましたが、
食べられないことから考えられる可能性は全部つぶしておきたい!
という気持ちでした。とりあえず安心。
先生からも本人のやる気の問題だから、本当にあとは様子見しかないねぇ〜
と言われ、祈りを捧げながら帰宅。
◇点滴の効果
病院からの帰宅後、
「うおおおお病院連れていきやがってえええ!」
と言わんばかりの勢いで牧草にかぶりつくなるちゃん。
「うおおおおなんかお腹すいてきたああああ!」
と言わんばかりの勢いでペレットにかぶりつくなるちゃん。
「喉も渇いてきたわああああ!かいぬしめ〜!」
と言わんばかりの勢いでお水をがぶ飲みするなるちゃん。
この日は点滴がよく効いたのか調子が戻りました。
夜は、脱水を少しでも改善するため
ドリンカーのお水にアクアコールを2倍に薄めて入れておきました。
そしてこの勢いが今だけでなく、継続されるよう願うばかりのかいぬしでした。
もう明日で完全復活と言わせてほしい!!
そう、それが、儚い願いだとは知らずに・・・。
◆術後9日目 3月12日
期待をもって迎えた朝・・・。
ペレットは2gほど残していたものの8割ほど食べ、牧草もよく食べていました。
お水も30ml程度でしたが普段から夜間はあまり飲み食べしない子なので普段通りに戻ったのでは?!と思いました。
しかし午前のへやんぽ以降、ペレットは減らず、
お昼の時点でお水が7mlしか飲めていないという恐怖。
大好きな生牧草を差し出しても無視。
半日は点滴の効果による一時的な復活でした・・・。
しかしストレスにしてもここまでずっと引きずっているのは一緒に暮らしてきて初めてのことなので、もしかして他に悪いところがあるのでは?!と疑い、
非常に悩みましたが夕方に再度動病院へ。
◇血液検査
内臓関係がどこか悪いのでは?と思い血液検査を行っていただくことに。
結果、どこが悪いという明確なことはなく、様子見しかできないという結論でしたが、結果はこのような内容でした。
↓
・白血球がやや低い
→ストレスなどによって一時的に何らかの炎症状態が見られているという見解でした
・カルシウムが高い
→おそらくお水が飲めていないせいでカルシウムが排出できていないと思われる
・血糖値が高い
→ストレスが要因
そして1番の問題は
・中性脂肪が500以上(異常値)
これについては先生から「高脂肪食でしょう」と言われましたが、
うちの子は高脂肪食になるようなものは控えており、
今食欲を増進させるために牧草・ペレット以外に与えているものも
セロリと生牧草だけなので、食事要因ではないと思われることをお伝えしました。
◇中性脂肪500以上で考えられること
ここで私がふと気になったのは、脂肪肝の可能性がないか。
うさぎさんは24時間食べていないと脂肪肝になる性質を持つと本で読んだことがあります。
もしかして、4日ほど様子見していた期間のうちに脂肪肝になり、それが血液中に「中性脂肪」として出ているのでは?と考えました。
また、調べていると中性脂肪500以上の数値が出ているうさぎさんは75%の確率で数日中に亡くなるという見解を書かれている動物病院の記事を目にしてしまい、急速に不安が募りました・・。(真偽は定かではありませんが)
しかし先生からは
- その可能性があっても、現状本人が食べないと改善しないこと
- 術後や通院のストレスによるものが大きいので様子見するしかないこと
- 点滴や強制給餌に抵抗する元気があるのですぐに亡くなるとは考えにくいこと
を伝えられ、ついにかいぬしはやれることをやり切った上で
なるちゃんの生命力を信じるしかない、という状態になりました。
◇ペレットへの食いつきの悪さ
しかしこれまでペレットはどんな時でも完食してきたのに、
ここにきてペレットへの食いつきが急速に落ちているのはどういうことだろうか。
小さい頃からペレットを置いても一気食いはしない子なので、
フィーダーをケージの中に朝入れて、昼くらいまでの間に食べ終わる流れでしたが、
ここ最近食欲が落ちてからというもの、朝入れたペレットも夕方までしっかり残っている。
そして夕方のへやんぽ時点でもお残しするような状態。
特に急に変えたようなこともなく、袋(ロット)が変わったというわけでもない。
本人のストレスやご機嫌の問題にしては、
ペレットの食いつきが悪い期間が長すぎるようにも思います。
もしかして、突然好みが変わったり飽きがきて食べないのでは、という可能性もゼロではないので、一度別のペレットを少しずつ混ぜてみようかと思います。
これで食いつきが変わったり、今まで食べていたペレットを残すようなら、
好みが変わったか、ペレット自体の品質が合わなくなったか、ということになります。
先日ペレット、新しい袋買っておいたばっかりなんですけどね。
ま、なるちゃん、そういうとこあるよね!!😂
まだもう少し続きます。
どうか、しっかり食べて、しっかりお水を飲んで。
生きて。
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑥術後ケア 6日目・7日目〜
前回の記事→⑤術後ケア 4日目・5日目
せっかく早い抜糸でエリザベスカラーも早々に外したというのに、
直後から突然の食欲減退が始まり大変でした。
幸い全く食べていないわけではなかったことと、
大好物にはがっついていたこと、
また毎日の「プリンペラン(整腸剤)」はしっかり飲めていたので
なるちゃんのストレスが緩和されて自力で食べてくれることを待っていました。
◆術後6日目 3月9日
昨夜に入れたペレットはまたほぼ食べておらず、牧草はわずかに食べ、
お水は半日で10mlほどしか飲めていませんでした。(24時間で20mlも飲めていない)
そのため、尿砂は出るわうんちは小さいわ、心配の極み。
この日も朝は、水をいっぱいつけておいた生セロリで水分をとっていただき、
生牧草もしっかり食べていただきました。
セロリを食べている途中、なるちゃんのお腹がぎゅるるっ!
と動く音がしました。胃腸がんばれ!これで勢いづいてくれ!!
また、今回術前準備で買っておいたアニマストラス(液体)を
少しだけお水に溶かしてシリンジで与えてみたところ、
1mlだけですが飲めた!!!
とにかくできることはなんでもやってみるもんですね。
このあと、ペレットに口をつけ、牧草にも口をつけてくれていました。
昨日もこんな調子で結局昼以降食べなかったので、今日こそ回復してくれ!!
夕方は若干の変化がありました。
ここ数日はへやんぽ中にペレットを入れても食い付かずでしたが、
今日はペレットを入れてしばらくすると、自ら食べに行ってくれました!
食べた量はほんの少しだけでしたが、
少しずつでも食べて、お水を飲んで回復してくれたらそれ以上嬉しいことはない😭
ひとまず好物はしっかり食べようとしてくれるので、
ストレスが解消されるまではゆっくりさせてあげようと思います。
ただ、これ以上水を飲めない日が続くと尿砂も心配なので、
動物病院で点滴してもらわないといけないねぇ・・。
がんばれなるちゃん!
◆術後7日目 3月10日
昨夜入れたペレットはほぼ残って、牧草もほぼ食べておらず、
お水も相変わらず20mlほどしか飲めていなかったので、
いよいよ脱水が怖い!!
様子見も限界かと思い、声をかけました。
私「なるちゃん、今日は流石に病院いこうか・・・」
なる🐰 スクッ・・・ポリポリポリポリごくごくごくごくしゃくしゃくしゃく
えっ?
どんだけ病院嫌なの。
完全に言語理解してる説。
とりあえずこの調子で勢いがつけばいいなぁと思っていた矢先、
動物病院から電話が。
◇病理検査の結果
取り出した脂肪腫は病理に出していただいていたので、検査結果の連絡があり、
無事になんの問題もない良性だったとわかりました。
一安心!
ちなみにこのお電話で、「その後なるちゃんどうですか?」と聞いてくださったので
前回の通院以降、ごはんはまだ食べられておらず、
お水もほとんど飲めない状態が続いていることを正直にお伝え。
ただ、セロリや生牧草だけは食べておりぐったりはしていないこと、
またつい先ほどペレットや牧草を食べ始めたことをお伝えしたところ、
やはり通院がストレスになる可能性があるので、
もうしばらく様子見してあげてほしいと先生からも言っていただけました。
なお、今後について脂肪腫は稀に同じ場所へ同じものが再発する可能性もあるので、
留意しておくようにとのことでした。
◇脂肪腫が再発しないように考察
できれば今後再発しないようにしてあげたい。
自分なりに調べてみた結果、こういった皮下腫瘍は
発生する原因は明らかになっていないということでした。
ただ、一般的に腫瘍は細胞分裂の際に起こる異常、ということからも、
脂肪腫は脂肪の塊なわけですから、脂肪分や糖質類の摂りすぎや、
ストレスや環境要因の免疫低下によって本来の体内細胞の活動ができないまま分解しきれずに固まったものなのかな?という印象を受けました。
なるちゃんは幼少期に比べて随分食生活も改善していたつもりでしたが、
今できることとして「脂肪」になるものを減らすことはすぐにでもできるので、
これを機に一度、糖・脂質の多い食事やサプリなどは一度やめてみようと思います。
チモシーの極みは食欲がないときでも食べてくれるのでおまけ程度に1日ほんの少しあげていましたが、これも原材料に「塩」が含まれるので、あまりよくないのかも。
今後は本当に困った時のお助けアイテム程度にして、普段から与えることを一度やめてみます。
サプリとして与えていたヘアボールリリーフも、糖質なのでやめてみようかなぁ。
最近は鬱滞も随分減りましたからね!
※あくまでなるちゃんの体質上考慮した結果で、商品自体はとても良いものだと思っており、決して商品を否定する見解ではありませんよ!!※
◇様子見と通院の境界線
食欲減退はうさぎさんにとって命に関わる問題ですが、
通院などによるストレスも大きなトラブルのもとになります。
問題があればすぐに獣医さんにまず相談しておくことはもちろんですが、
ストレスが原因なら通院しすぎてもかえって悪化することになってしまう。
難しい判断基準ですよね。
今回は、さまざまな要因からストレスが原因と思われ、ストレスから解放することを重視してケアしていますが、これ以上長く続くようであれば、他の要因を疑って通院する必要も出てくるでしょうね・・。
お水が飲めていないことも、脱水が本当に心配。。
ちなみに、獣医さんとの相談やなるちゃんの性格を考えたうちの子調べですが、
なるちゃんのボーダーラインはここ!
- 目に元気があるかどうか
- 好物を見せた時に元気よく食べるかどうか
なるちゃんは本気でダメなときは、大好物ですら口にしません。
また、目がしょんぼりして開かないことが多いのでとてもわかりやすいです。
今はかろうじて好物はバクバク食べてくれるのでまだ闘えます!
ただ、今日も結局・・午前中は勢いづいていたものの、
午後はさほど勢いが保てず、今日の夕方時点での結果は
- お水30ml程度
- 牧草いつもの1/2程度の食欲
- ペレット半分残し
という状態でした。無念・・・。
この日もセロリと生牧草でしのぎ。
ただ、4日ぶりにゴロンを見せてくれたのは、いい兆しだと信じたい!!
完全回復にはまだまだ遠いような気がしますので、
もう少し術後ケアの記録を残していきたいと思います。
次こそ!次こそ良い報告をしたい!!w
→⑦8日目・9日目 良い報告、できませんでした😭
なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑤術後ケア 4日目・5日目〜
前回の記事→④術後ケア 2日目・3日目
脂肪腫の術後、今回復活も早く順調に見えましたが、
流石なるちゃん、一筋縄ではいきません。
3日目最終のあらすじは、
エリザベスカラーを嫌がるようになったため、
外して様子を見ているところまででしたが・・・
その夜、猛烈にセルフ抜糸をし始めたので慌てて嫌がるなるちゃんにエリザベスカラーを装着し、かいぬしも申し訳ない気持ちと、それでも傷口を守りたい気持ちで精神的に疲弊し始めていました・・・。
◆術後4日目 3月7日
まず、昨夜のペレットに一切口をつけていない。
牧草もわずかしか食べていない。
入れ直したペレットにも牧草にも口をつけず。
好物の生牧草とセロリは食べるものの、お水も少ししか飲めていなかったため、
病院行き決定!!
動物病院で強制給餌と点滴をしていただき、
先生にエリザベスカラーをとんでもなく嫌がって無理矢理つけてから
こんな食べストライキを起こされていると説明したところ
「4日目か・・・抜糸しましょう」
◇予定より早い抜糸へ
傷口もほぼくっついてきて、開きかけのところも瘡蓋がちゃんとついているので、
気にして食べない方が問題なので、抜糸してカラーを外してあげる
という選択肢になったようです。
ちなみになるちゃんはかいぬしが就寝中の夜中にカラーを上手に回して
セルフ抜糸で上手に4本ほど抜いてしまいましたが、
セルフ抜糸すると糸とともに皮膚が裂けて傷口が開くトラブルがあったり、
傷口がくっついていなければもちろんそこから傷口が開いたり化膿するという
恐ろしいものなので、本当に今回ひどい状態にならなくて不幸中の幸い・・といったところ。
通常よりも早い抜糸ですが、
これ以上なるちゃんが一生懸命傷口を舐めたり齧ったりしない限りは
傷口が開くということは滅多にないでしょう、とのこと。
これ以上なるちゃんが一生懸命傷口を舐めたり齧ったりしない限りは
一生懸命傷口を舐めたり齧ったりしない限りは
一生懸命傷口を舐めたり齧ったりしない限りは
どうしてでしょうか。
フラグの乱立を感じます。
なるちゃんを信じて、カラーから解放してあげたところ、
帰宅後すぐに牧草もペレットも食べ始め、お水もぐっぴぐっぴ飲んでいました。
安定感すら感じる ストレス耐性のなさ。
◇信頼関係に亀裂
楽にさせてあげたいけど、傷口が開いたりして治療が長引くのももっといやだから、今だけは心を鬼に!と頑張っていましたが、
なるちゃんも辛いし、かいぬしもその姿を見ているのは辛かったです。
ちなみに昨夜はカラー装着を嫌がって逃げまくるのに
意地でも傷口をいじろうとする負のループに耐えかね
かいぬしが「もういや!どうしてあげたらいいのかわからん!😭」と
若干ノイローゼのようになって泣き伏してしまいw
喧嘩状態のようなままおやすみしたので嫌われていないかとても不安でした。(´・_・`)
しかしへやんぽ開始直後には・・・
ちゃんと甘えてくれました😭
しかし、その後若干距離をとられている感は否めなかったため、
せっかく長年かけて築いた信頼関係が崩れてしまったかもしれません・・・😭
しばらくはなるちゃんが甘えてくるまでは距離を保ちつつ、
ゆっくりと信頼関係の再構築に努めます。
かいぬしの闘いはまだまだ続くようですね。
◆術後5日目 3月8日
昨夜いれたペレットは食べてないしお水も少ししか飲めておらず、
牧草もわずかしか減っていないような状態。
食欲ストライキを続行しているようです。
ただ、連日の通院ストレスでなるちゃんが疲れている懸念もあったため、
とてつもなく心配ではありますが一旦ゆっくりさせてあげることに。
明日はかかりつけも休診だし、今日夕方まで食べられなかったら病院いこうね。
と声をかけたところ、ものすごく不服そうにペレットをぽり・・ぽり・・・。
すこーーーしだけですが、食べてくれました。
安定の、言葉通じてる説。
昨日からゴロンもしてくれなくなり、明らかに少しなるちゃんの中で
不満と疲れがたまっているように思えました。
少しの間、私自身も気を張らずにゆっくり見守ってあげる時間も必要かなと反省。
9時頃からは、少しずつペレット・牧草を食べ出し、お水も飲み始めました。
この日の夕方入れ替えとケージ掃除・へやんぽの際に確認したところ、
牧草はちょいと食べ(いつもよりは少ないが)、
お水はわずかしか飲めておらず💧
ペレットはなんとか7割食べられた、という感じでした。
◇飲水量減退へのケア
飲水量が減ったことにより、尿砂が大量に出てきましたが
(なるちゃんは以前にも尿砂が大量に出ており、膀胱炎にならないようかなり気を遣ってきた)
とりあえず今の所、完全に食べられていないわけではないことと、
セロリをおねだりするくらいの元気はあったので・・・
ここで焦って通院ストレスをかけるのも良くないと思い、
野菜や生牧草でなんとか水分をとってもらおう!
と、もはや最終手段ですが、セロリを水洗いするときにびっちゃびちゃにして、
あえて拭き取らずにそのまま与えて水分をとっていただきました。
本来ならすぐにでも動物病院で点滴をいただきたいところなのですが、
昨日にも点滴をしていただいてそのうえで今回復していないので、
今回は「通院ストレス」によるものと判断して最終手段を取りました。
ちなみにセロリびちゃびちゃ水分摂取法は以前に避妊手術の時もやったのですが、
大好物を与えることで少しずつ食への刺激にもなっているようなので、
これでなんとか少しずつでも回復を・・・!と願うばかりです。
まだまだ油断ができません。
今回の手術、思ったより術後すぐが元気でよかった〜と思ってたら、
術後ケアが避妊手術の時より大変なことになるとは思いもよりませんでした。
まさにこれが人生には3つの坂があって〜という
のぼりざか〜 ふふっふーん
くだりざか〜 ふふっふーん
まさか〜 ですわ。
次回6日目・7日目には良いご報告ができますように😭