なるちゃんの脂肪腫手術 〜⑦術後ケア 8日目・9日目〜
前回の記事→⑥術後ケア 6日目・7日目
本当に一筋縄ではいかないなるちゃん、
食欲不振が続いてなんとかこうとかしていたら術後1週間を経過・・・。
◆術後8日目 3月11日
この日の朝も、昨夜入れたペレットは全残し、お水は17ml程度しか飲めず1日で45ml程度の成果となり、牧草も殆ど残っていました。
生牧草やセロリには相変わらず食いつき、
食べてますよ?
みたいな顔でこちらをみてくる。
いや・・・生牧草だけ食べててもなぁ。
流石にもうこの状態で4日目。
昨年夏頃に体調をガタガタッと崩して同じように通院ストレスで食べない飲まない状態になったときでさえ、2日ほどゆっくりしていただき様子を見たら復活したものです。
↓そのときの記事↓
もうこれだけ日数が続けば、様子見で回復が見込めないと感じ、
昨日は「様子見」と先生にも判断いただきましたが、
その後食欲に変化がないことをお伝えして再通院。
◇強制給餌と点滴へ
ご本人は比較的元気だったので連れて行く時めちゃくちゃ抵抗されましたが、
動物病院で体重を測っていただいたところ、術後は2kgだったのに
1.8kgに・・・。
うさぎさんの200gはかなり大きい差です。
やっぱり食べられていなかったもんね。
この日は強制給餌と点滴。
前回の通院時も同じようにしていただいたのですが回復しなかったので
一応歯にトラブルがないかどうかも診ていただきましたが
歯や口腔内は問題なし!
おそらく少しでも食べられている時点で問題ないとは思っていましたが、
食べられないことから考えられる可能性は全部つぶしておきたい!
という気持ちでした。とりあえず安心。
先生からも本人のやる気の問題だから、本当にあとは様子見しかないねぇ〜
と言われ、祈りを捧げながら帰宅。
◇点滴の効果
病院からの帰宅後、
「うおおおお病院連れていきやがってえええ!」
と言わんばかりの勢いで牧草にかぶりつくなるちゃん。
「うおおおおなんかお腹すいてきたああああ!」
と言わんばかりの勢いでペレットにかぶりつくなるちゃん。
「喉も渇いてきたわああああ!かいぬしめ〜!」
と言わんばかりの勢いでお水をがぶ飲みするなるちゃん。
この日は点滴がよく効いたのか調子が戻りました。
夜は、脱水を少しでも改善するため
ドリンカーのお水にアクアコールを2倍に薄めて入れておきました。
そしてこの勢いが今だけでなく、継続されるよう願うばかりのかいぬしでした。
もう明日で完全復活と言わせてほしい!!
そう、それが、儚い願いだとは知らずに・・・。
◆術後9日目 3月12日
期待をもって迎えた朝・・・。
ペレットは2gほど残していたものの8割ほど食べ、牧草もよく食べていました。
お水も30ml程度でしたが普段から夜間はあまり飲み食べしない子なので普段通りに戻ったのでは?!と思いました。
しかし午前のへやんぽ以降、ペレットは減らず、
お昼の時点でお水が7mlしか飲めていないという恐怖。
大好きな生牧草を差し出しても無視。
半日は点滴の効果による一時的な復活でした・・・。
しかしストレスにしてもここまでずっと引きずっているのは一緒に暮らしてきて初めてのことなので、もしかして他に悪いところがあるのでは?!と疑い、
非常に悩みましたが夕方に再度動病院へ。
◇血液検査
内臓関係がどこか悪いのでは?と思い血液検査を行っていただくことに。
結果、どこが悪いという明確なことはなく、様子見しかできないという結論でしたが、結果はこのような内容でした。
↓
・白血球がやや低い
→ストレスなどによって一時的に何らかの炎症状態が見られているという見解でした
・カルシウムが高い
→おそらくお水が飲めていないせいでカルシウムが排出できていないと思われる
・血糖値が高い
→ストレスが要因
そして1番の問題は
・中性脂肪が500以上(異常値)
これについては先生から「高脂肪食でしょう」と言われましたが、
うちの子は高脂肪食になるようなものは控えており、
今食欲を増進させるために牧草・ペレット以外に与えているものも
セロリと生牧草だけなので、食事要因ではないと思われることをお伝えしました。
◇中性脂肪500以上で考えられること
ここで私がふと気になったのは、脂肪肝の可能性がないか。
うさぎさんは24時間食べていないと脂肪肝になる性質を持つと本で読んだことがあります。
もしかして、4日ほど様子見していた期間のうちに脂肪肝になり、それが血液中に「中性脂肪」として出ているのでは?と考えました。
また、調べていると中性脂肪500以上の数値が出ているうさぎさんは75%の確率で数日中に亡くなるという見解を書かれている動物病院の記事を目にしてしまい、急速に不安が募りました・・。(真偽は定かではありませんが)
しかし先生からは
- その可能性があっても、現状本人が食べないと改善しないこと
- 術後や通院のストレスによるものが大きいので様子見するしかないこと
- 点滴や強制給餌に抵抗する元気があるのですぐに亡くなるとは考えにくいこと
を伝えられ、ついにかいぬしはやれることをやり切った上で
なるちゃんの生命力を信じるしかない、という状態になりました。
◇ペレットへの食いつきの悪さ
しかしこれまでペレットはどんな時でも完食してきたのに、
ここにきてペレットへの食いつきが急速に落ちているのはどういうことだろうか。
小さい頃からペレットを置いても一気食いはしない子なので、
フィーダーをケージの中に朝入れて、昼くらいまでの間に食べ終わる流れでしたが、
ここ最近食欲が落ちてからというもの、朝入れたペレットも夕方までしっかり残っている。
そして夕方のへやんぽ時点でもお残しするような状態。
特に急に変えたようなこともなく、袋(ロット)が変わったというわけでもない。
本人のストレスやご機嫌の問題にしては、
ペレットの食いつきが悪い期間が長すぎるようにも思います。
もしかして、突然好みが変わったり飽きがきて食べないのでは、という可能性もゼロではないので、一度別のペレットを少しずつ混ぜてみようかと思います。
これで食いつきが変わったり、今まで食べていたペレットを残すようなら、
好みが変わったか、ペレット自体の品質が合わなくなったか、ということになります。
先日ペレット、新しい袋買っておいたばっかりなんですけどね。
ま、なるちゃん、そういうとこあるよね!!😂
まだもう少し続きます。
どうか、しっかり食べて、しっかりお水を飲んで。
生きて。