なるちゃんの脂肪腫手術 〜①発見から手術決断まで〜
皆さんこんにちは!
本日は、なるちゃんが右肩側に抱えている巨大な「脂肪腫」について、
今年2022年3月3日に手術を決断しました。
そんな脂肪腫の発見から手術を決断するまでの記録を残しておきます。
脂肪腫の発見
事は遡ること2020年8月19日の夜。
へやんぽ中、朝はなかったのに突然なるちゃんの右腕側に小さなしこりを発見。
この時は、なんとな〜くゴロンをしたときにぽこっとでっぱりを感じる程度でした。
↓写真で見ると、背中側にぽこっとでっぱりがある感じ。
しかしこれは明らかにしこりがある!怖い!と思って、
発見したときは休診の時間帯でしたので、翌朝病院へ行くことに。
翌朝、1日でなんだかさらに大きくなりました。
朝一番の時間で動物病院に駆け込み。
脂肪腫初期の判断
しこりを発見した翌日の検査・診察の結果、
しこりが皮膚の中で自由に動いていることや、
細胞診でも悪性の所見がないことから「良性の脂肪腫」と判断されました。
サイズは6cm×3cmでした。
発見時は先生から、
- 具体的な問題がない限りは手術はリスクが高いのでしない方が良い
※血が出たり、歩くたび床に擦ったり、本人が気にするというような問題がない限り - 今が良性でも、悪性になる可能性はある
- 脂肪腫は小さくなることはないので大きくなる可能性が高い
と言われ、できる限り問題がない段階で手術しない方がいいという判断でした。
私も、今後よく観察をして、問題があったらすぐ病院へ行こうと心に決め、
脂肪腫とともに暮らすことを決意していました。
これ以上大きくならないでくれ・・・!と、願いながら。
脂肪腫の巨大化
私の願い虚しく、脂肪腫はわずかな時間で巨大化しました。
これが2週間ほど経過した2020年9月4日時点。
明らかにぽっこり感が増しています。
ただ、この時点でもご本人は気にせずゴロンゴロンしてたし、
脂肪腫を下敷きにして寝ていることもあったし、
気にしている様子もありませんでした。
2020年9月13日時点。
発見から1ヶ月が経とうとしている時点で、すでに結構なサイズ。
右側がかなりぽっこりしています。
1ヶ月経過する頃には今のサイズまで成長していました。
そんな現在がこちら。
お分かりいただけるだろうか、右側だけ異様にふくらんでいるのを・・😢
もっとわかりやすいので見るとこうなります。
このぽっこり出ているのが全部脂肪腫です。
今や私の手のひらサイズくらいはあります。
この状態でもご本人は気にしている様子もなく、トラブルはないのですが、
別の獣医さんやうさぎ専門店のブリーダーさんなど多方面から
- 脂肪腫にしては硬い気がするので悪性になっていないか心配
- あまりにも大きいから問題がなくてもとっておいた方がいいかも
- これまでのサイズになって臓器を圧迫しないのだろうか
とさまざまなご意見をいただく機会があり悩みに悩んでおりましたが、
改めて手術の検討をすることにしました。
これは去年(2021年)の暮れのことでした。
また、この時もう一度細胞診もしていただきましたが、良性でした。
手術への懸念
まずはリスクに対する大きな懸念がありました。
なるちゃんは避妊手術で2019年にも手術自体は経験があるのですが・・・
もちろんこの時も手術の前にも当日にも後にも大変悩みました。
もうあんな辛そうな顔を見たり、痛い思いをさせたくないという気持ちもありました。
本人が気にしていないならこのままでもいいんじゃないか?と。
脂肪腫の診断をしてくださったかかりつけの動物病院は、
なるちゃんの避妊手術もしていただいたところと同じで、なるちゃんの主治医です。
なるちゃんの性格もよく理解してくださっています。
改めて「とった方がいいのでは、という意見があったので手術を検討した方がいいのか悩んでいる」と2度ほど相談し質問したところ、以下のような回答でした。
Q.今手術をするべきか
A.現時点で緊急性はないが、大きくなりすぎて気になるなら手術の良い機会だとは思う
(ちょうどかいぬしが転職に伴い1ヶ月半休みがあるので、ケアに十分な時間が取れるという機会を考慮して、タイミングがいいと判断された)
Q.今後このまま残して1年ごとの細胞診や2ヶ月おきの爪切りを兼ねた健康診断で悪性になっているかどうかすぐわかるか
A.細胞診はあくまで全体の1%程度しか見えないので触診をしていてもすぐに悪性の診断は難しいと思う
Q.今のリスクと今後のリスクを考えると主治医としてどうお感じになるか
A.仮に手術が今年でも来年でもリスクは同等。今は悪性ではない感触のため、取り出して悪性ではないことを確認しておく、というイメージ
他にも色々と手術に関して質問もしましたが、それら全て伺って最終的に私の結論は
「悪性になる前に取り出して良性であると確認できれば安心」
細胞診を毎年ブスブス注射器で刺してもらってもなるちゃんの負担になり続けるし、
いつ悪性になるかわからないから今しよう、と思ったのでした。
手術への前準備
まず、手術を2022年3月3日(木)に設定したのは大きな理由があり、
手術を受ける動物病院が水曜が休診日なので、
木曜日なら休診明けで問題が起こりそうな翌日〜1週間は動物病院に駆け込めるという安心感。(日曜日も午前は開いている)
私も4月1日まで次の仕事は始まらないので、ゆっくりケアに時間を注ぎ込めます。
そもそもなるちゃんは非常に繊細でかなりメンタル面がか細いので
まず手術自体耐えてもらえるだろうかという心配もありますし、
何より私が、これによってなるちゃんを失ってしまうことになったらと思うと怖い。
でも!
ここは私が心配していても仕方ない!!
決めたからには私が「大丈夫だよ」とどーんと構えてあげないと、
痛い思いをするのはなるちゃんなのだから。
と、心を強く持つように決めました。(本当はめっちゃ怖いけど)
そして事前に術後ケアについて考えていました。
重要なのは大好物を用意しておくということ。
避妊手術の時には、当日微動だにせず何も口にしようとしなかったなか、
セロリだけは食べてくれました。
今回もセロリと、現在セロリ以上に大好物になっている生牧草を
この日に間に合うよう準備しておこうと思います。
また、性格上エリザベスカラーは付けない方がいい、ということで
避妊手術の時は包帯テープを巻いてもらいましたが、
なるちゃんは避妊手術後、一度もテープや傷口をかじるような仕草がなかったので、
今回は何もなしで傷口の様子をみましょう、と言われました。
が!!
一応何かあったら怖いので、以前うさ友さんから送っていただいた
オブジェと化している布製のエリザベスカラー。
もちろん、つけずに済むに越した事はないのですが、
一応これをいつでもつけられるよう用意しておきます。
そして、前回避妊手術後は翌朝になってもペレットすら食べず動かないなるちゃんが心配になり動物病院で痛み止めと強制給餌をしていただいたところ、
めきめき回復していったので、今回も
「翌朝も動かず食べなければすぐ通院!」
これでとりあえず術後の対策としては問題ないと思われる・・・。
あとはなるちゃんを信じて、先生を信じて。
私は幸い長期のお休みに入っているので
全身全霊を尽くしてなるちゃんの看病をします。
どうか、手術がうまくいくように皆様の祈りの力をください。
3月3日、無事に終わり落ち着きましたら、経過などご報告いたしますね!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!