なるちゃんの記録

私とうさぎの暮らし。

うさぎさんに”抱っこ”は必要か?

皆さんこんにちは、月曜日の定期更新です。

今日は「うさぎさんの抱っこ」について。

 

結論から言うと我が家では

「本人の気持ちに委ねる」

に尽きるという結論に至りました。。。

 

元も子もないやんと思うかもしれませんが、うさぎさんに関しては

いかにその子の性格を理解するか、が一番大事だと感じました。

 

今日はそんなお話です。

 

〜〜〜

まずうさぎさんは”抱っこ”自体苦手な子が多いと言われていますね。

 

私が調べるところでは、

野生の世界では捕食される側のうさぎさんにとって、

上から掴まれて地面から足が離れる、ということは死を意味するので、

本能的に恐怖心を感じてしまうそうです。

 

それでも私はお迎えしてからしばらく、

「抱っこは絶対に練習した方がいい」と言われることが多くありました。

 

それは抱っこが可愛いから❤︎みたいなそんな理由ではなく、

動物病院で暴れないためだったり、生活の中における主従関係も含め必須!ということを結論づけている専門家も多いようです。

 

うさぎさんのブリーダーさんからは「できたほうがいい、練習すれば必ずできる」と言われ

ある獣医さんからは「骨折したら危ないからやめたほうがいい」と言われ

またある獣医さんからは「病院にきてもらった時に抱っこはできる子の方がいい」と言われ

人によって意見がまばらなので、初心者の私からするとお迎えして2年ほどは

結局どうしたらいいの?!

と思うばかりでした。

 

そして、「できたほうがいい」を信用してしまい、

1歳半になるまではずっとなるちゃんの意思に関わらず、

一生懸命抱っこの練習をしていました。

 

・毎日ケージから出る時、戻る時に抱っこして抱っこを習慣づける

・へやんぽ中にも低い位置で抱き上げて慣らす

・ブラッシングは抱っこして膝に乗せてへやんぽエリア外でやる

などなど。

 

ブリーダーさんから教えてもらい推奨されたいわゆる抱っこ訓練ってやつを、

嫌がってブーブー足ダンしてかいぬしを噛み散らかすなるちゃんに、

ご褒美を用意して一生懸命、毎日、繰り返していました。

 

するとどうでしょう。

 

なるちゃんの私に対する信頼は地の底に落ちました・・・(白目

 

今となっては何とか信頼関係を取り戻せましたが、

一度私は、なるちゃんに完全に嫌われました。。。

 

何をしても噛みつかれ、撫でようとしても逃げられ、

ああ、私がしたことで、今後一生懐いてもらえないかもしれないと本気で思いました。

 

なるちゃんはそもそも我が家に来た頃から神経質な性格を剥き出しにしていたのに、私は周囲からの言葉に翻弄され、ちゃんと「なるちゃん」という子を理解してあげられていませんでした。

 

その後、信頼関係を取り戻すために私は抱っこ訓練をやめました。

 

なるちゃんはもう抱っこは嫌いなんだ。

動物病院連れていく時、キャリーに入れる時だけは抱き上げる他ないけど、

それ以外は「抱っこしないでもいい方法」を考えよう!と。

 

・毎日ケージから出る時、戻る時に抱っこして抱っこを習慣づける

 ↓

これは一切やめて、ケージからはステップをつけて普通に出ていただき、 

そしてケージから戻るときは、「オウチ」で戻れる練習に切り替えました。

 

当時なるちゃんが大好きだったニンジンの小さいかけらを用意しておき、 

ケージに戻る時間になったら「オウチ」と言いながら指差して、ケージに戻れたらニンジンをあげていました。

 

ま〜なるちゃんが天才すぎてすぐにこれを覚えてくれました。(親バカ)

 

今となってはご褒美がなくても、一定の時間できちんとオウチに入るし、

何ならオウチの前で待機して私が「オウチ」と言うのを待ってくれています。

 

天才? 天才????

 

・へやんぽ中にも低い位置で抱き上げて慣らす

 ↓

へやんぽ中は好きにしていただきました。

大好きなナデナデをして、嫌なことは絶対にしない。

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嫌なことをしてしまったら頭下げて謝ってます。(ガチ)

 

ナデナデをさせてくれるようになるまでも、

一度信頼を失うとかなりの時間がかかりました・・・。

 

なるちゃんが自ら近づいてくれるまでずっと離れて様子を見て、

近づいて座ってくれたら少しずつ撫でる、を繰り返して今に至ります。

 

本当に大変だった・・・。

愛しているのにナデナデもできないという苦しい時間は、

本当に長く感じました・・・(涙)

 

・ブラッシングは抱っこして膝に乗せてへやんぽエリア外でやる

 ↓

ブラッシングはへやんぽ中に、なるちゃんが許してくれるならやる。

嫌がる時はナデナデしたり毛を逆立てるように撫でたり、

指でつまんでとる程度にとどめています。

 

本来であれば「ブラッシングは絶対にやるべき」という意識でしたが、

別のブリーダーさんから言われました。

 

「毛を撫でたり逆立てるだけでも取れるし、嫌がるのに専用のブラシ使って無理にやるよりストレスを考えてその子にいい方法を考えた方がいい。」と。

 

なので、なるちゃんは今も念入りにやらせてくれる時はなるべく徹底してやりますが、

基本的に嫌がる時はやりません。その代わりかいぬしが頭を使いますw

 

抱っこも、膝抱っこも嫌がるのでしません。

代わりにいっぱい撫でます。

 

そうして1年少しくらいかかったでしょうか。

 

信頼を取り戻すために懸命になるちゃんを理解しようと努めた結果、

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今はこれ。

 

私のナデナデでコロンと横になって目を閉じて寝てくれたり、

お口もごもごしながら熟睡してくれたり、

可愛い姿を見せてくれるようになりました。

 

すき!!!!!!!!!!!

 

つまり「抱っこが必要」と専門書に言われようが周囲に言われようがどれだけうさぎさんのYouTuberが可愛い抱っこシーンをあげていようがツイッターで羨ましくなろうが、

 

我が子が必要とするもの以外は必要ではない!

 

それが、冒頭でお伝えした結論の「本人の気持ちに委ねる」に繋がりました。

実際、抱っこができなくても今のところ困ったことはないです。

 

なので、うちの子は抱っこできない!って悩んでいる人も、

練習してもなかなかうまくできない!って悩んでいる人も、

「うちの子に本当に必要なのか?」へシフトして、

私のようにやりすぎて嫌われた・・という人が出ないように願っています。

 

うさぎさんとの暮らしは、コミュニケーション。

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それぞれの幸せなうさぎさんライフを過ごしましょう!

 

本日もお読みいただきありがとうございました!