なるちゃんの記録

私とうさぎの暮らし。

うさぎの避妊手術 〜①決断まで〜

今回より、なるちゃん避妊手術編です。

検討〜決断まで、えらく時間をかけました。

 

同じように悩んでいる人がたっっっっくさんいると思います。

少しでもその悩みの手助けになれば、と思い、書き記します。

f:id:hachiboc:20190415182106j:plainなになに・・・

 

まず、うさぎさんの女の子は避妊手術を推奨する記事が多数見受けられます。

これについては、うさぎさんの女の子のみ、繁殖をしない場合、

3〜5歳を経過してからの子宮疾患率が9割を超えるという発表がされているためです。

 

しかし、どのうさ飼いさんも手術を悩む理由。

 

うさぎさんは、とにかく手術リスクが高い。

わんちゃん猫ちゃんの麻酔リスク(死亡率)が0.4%程度なのに対して、

うさぎさんは1.4%程度あると言われます。

 

しかし、実際は、麻酔で亡くなるケース・手術で亡くなるケースは殆どないと、

どの動物病院からも言われました。

 

また、うさぎさんは24時間食べないと死んでしまうリスクがありますが、

術後の回復が遅くゴハンが食べられないという懸念も。

 

しかしこれについても、強制給餌・点滴などで対応できます。

 

避妊手術をすれば、子宮疾患という高いリスクを排除でき、

将来長生きできる可能性が高くなるのです。

手術をしたから長生きできる確証はないですが、

いわゆる、ハイリスク・ハイリターンです。

 

それについて、動物病院で言われてジンときた言葉なので残しておきます。

 

将来のために手術を選ぶことも正解だし、

目の前のリスクを考慮して手術しない道も正解で、間違いじゃない。

飼い主さんとうさぎさんが幸せに暮らせるのがいいんだよ。

と言われました。

 

余計に迷いますよね。その気持ちも分かります。

 

また、上記はあくまで一般的な懸念リスクですが、

うちのなるちゃんの場合は様々なリスクが考えられました。

 

その中の一つが、「なるちゃん半身ハゲ事件」

 

昨年夏、少し下痢がでたときに行った動物病院で、

多くの検査を受けたあと、皮下点滴をうってもらいました。

初めてのレントゲンや血液検査、さらに点滴とストレスも凄まじかったと思います。

 

帰宅後から少し様子がおかしく、よく腕をかみかみしているようでした。

 

翌日から、あれっ?ちょっとハゲができてるなぁ・・・と思い

気をつけてみていたのですが、ものの数日で・・・

 

(一部の方にはショッキングな画像かもしれませんがご注意ください)

 

 

 

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えええええなにしてんのおおおお?!?!?!(かいぬし戸惑い

 

しかもこれは・・・まだ序の口でした。

このあと、半身殆ど丸ハゲになるまで、ストレスで毛を毟っていました。

 

ちなみに、ご安心ください。

1週間程度で半身ハゲになったあと、しばらくそっとしておいてあげたら、

ものの2週間で殆どの毛を生やし、1ヶ月程度で見事に完治しました。。。笑

 

点滴でこんなハゲを作っちゃうような子が、術後、

傷口をかじったりせずに耐えられるのか?!という悩みが押し寄せました。

 

また、基本的になんでも齧る、壁も齧る、自分も齧るような子なので、

傷口やそこをおさえる絆創膏的なものにもイタズラをしそうだし、

エリザベスカラーも、以前布製のカラーつけただけでブチ切れしていたので、

術後ケアがどうなるかと・・・。

 

さらには、とんでもなく神経質で、ちょっとしたストレス・刺激から

ゴハンを頑なに食べなかったりする子だったので、

とにかく術後にうまくゴハンを食べるようになるのか、回復できるのか・・・

凄まじく不安でした。

 

さらにさらに、中には手術で怖い思いをしたことで、

飼い主との信頼関係が崩れ、攻撃するようになった・・ということも

ネットで調べていたら見つけてしまいました。

なるちゃんの反抗期みたいなのがまた戻ってきたらどうしよう・・・。

 

とにかくとにかく、不安でたまらなかったのです。

 

しかし、これだけネット情報を当てにして悩む前に、

まず動物病院へ行くべきじゃね?ということに気づいて、

私はその日から数日にわけて、なるちゃんは連れて行かず、

単独で5軒の動物病院を回りました。

 

詳細をお話すると長くなるので、まとめます。結果は以下の通りでした。

 

 

①動物病院A

特徴:初めての頃からお世話になっている近所の動物病院。

方針:検査や術後ケアはするが、手術自体は腕に自信がないからやりませんとのこと。

印象:②の病院Bを紹介していただいた。

 

②動物病院B

特徴:京都でうさぎの専門性随一と言われるところ。家から車で50分程度。。

方針:術前検査あり、術後は一泊二日入院、カラー必須・3日間は通院、12日後抜糸

金額:約3万5千円

 

遠いし、とにかく通院が多く入院もあるけど、しっかり看てくださる。

ただ、なるちゃんには多くの通院、入院、カラーのストレスに耐えられそうにないので断念。

 

③動物病院C

特徴:①の動物病院が休診のときにお世話になっていた年中無休の病院

   (なるちゃんがハゲになった点滴もここでした)

方針:術前検査・手術(術後の様子によって入院もあり)、7日後抜糸

金額:10万円〜15万円

 

えっ?高・・え???? やめとこ(即)

 

④動物病院D (近所歩いてて見つけた)

特徴:一番家から近い近所の動物病院、女性獣医さん

方針:学校飼育のうさぎさん以外の手術は非推奨。手術と抜糸以外入通院なし。

金額:3万2千円

 

初めて、あまり推奨しないよ、という意見がでた。

しっかりお話も聞いてくださったけど、術後ケアなどについてあまりお話ができず断念。

 

⑤動物病院E (ネットで探した)

特徴:家から車で15分程度。エキゾチックアニマルにも大変詳しい先生とのこと。

方針:手術と抜糸以外通院なし。カラーはつけない。

   基本術後に何もつけないが、ハゲ事件を聞いて、腹巻や術後服など

   様々な提案をくださり、親身にお話を聞いていただきました。

金額:3万7千円

 

正直金額なんていくらでもよかった。(10万以外)

だけど、どれだけ親身に聞いてくださって、提案をしてくださったり、

対応をしてくださるか、という部分において、動物病院Eはとてもよい印象でした。

 

やっぱり、複数の動物病院でお話を聞く、ということは

非常に大切だったと思います。

 

先生のお話を聞いて不安も少し落ち着きました。

 

やっぱり長生きしてほしい。

その後しばらく、私は悩みに悩み、ついに、

 

なるちゃんの避妊手術を決断しました。

 

手術も一度なるちゃんが体調を崩して一度決めた日から延期したりもありましたが、

次回より、手術本編を書いていきたいと思います。

 

お読みいただき、ありがとうございました^^

 

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